厚生労働省 再生医療等提供計画番号 第2種幹細胞 PB4200015 第2種関節 PB4200014
幹細胞をもちいる再生医療は、厚生労働省が認めた特定認定再生医療等委員会でその治療の妥当性・安全性・医師体制・細胞加工管理体制が厳しく審査されます。そこで適切と認められれば厚生労働省に治療計画を提出することができ、はじめて治療を行うことが可能となります。当院は正式なプロセスを踏み、計画番号を取得した医療施設です。
地方では再生医療を導入していないところがたくさんあります。
当院では愛知、岐阜、三重のみならず、県外からの患者様も来院していただいております。
是非お気軽にご相談ください。
品質面を考慮し、非凍結で幹細胞を輸送し培養しています。
培養施設では5000万個以上の培養細胞を目標にしています。
これまで、当院では、毎回一億個〜一億四千万個の培養細胞を投与することが多いです。
副作用やリスクが少なく、いまさまざまな分野で注目されている再生医療。
患者様本人の血液や脂肪を人工的に加工・培養し患部に投与することで、私たちに本来備わっている「治る力」を高める治療を行なっていきます。
「手術ができない」「長年痛みに悩まされている」などのお悩みを持つ方にも負担が少ないため、近年目覚ましい発展を遂げています。
手術が不要なので入院をせず、普段通りの生活が続けられます。
患者様自身の幹細胞を投与するため、副作用の可能性はかなり低いと思います。
トカゲほどではないですが、人間にももともと「再生する力」があります。
血小板はケガをした時などに損傷した部位の止血作用が有名ですが、それだけではなく、炎症の管理、血管再生、細胞遊走などを行って、修復プロセスを動かす働きも持っています。
言わば「修復のスタート係」です。
血小板に含まれる成分によって、修復に必要な細胞が局所に集められるのですが、血小板自体が損傷した部分を直接修復することはできません。
成長因子などによる抗炎症作用に加えて、修復に必要な細胞を呼び寄せることで修復作用を発揮すると考えられています。
一方、幹細胞は直接的に組織の修復をします。
実際に軟骨、半月板の再生がおき、軟骨が肥厚する症例もあります。また、肩関節の腱板損傷が修復・改善するケースが多くみられるようになってきました。
体性幹細胞の減少に伴い体内の状態を正常に保てなくなり、その結果としてさまざまな加齢性疾患が発症するということも報告されています。
PRP治療での自己修復が起きにくい理由として、細胞数が乏しいことが原因の場合があります。
関節内にPRPを投与すると、滑膜などが刺激されて修復メカニズムが活性化すると考えられています。しかし、関節の中はもともと細胞が乏しいため、十分な細胞を働かせることができず、結果として治療効果が限定的になってしまう可能性があります。
一方、幹細胞を投与すると、一部の細胞は直接修復を行う働きをするのに加え、さまざまな物質を合成できる特性をいかして修復メカニズムを長時間活性することができると考えられています。
注射の効果が実感がない
年齢的に手術ができず
治療法がない
人工関節手術に
踏み出せない
抗炎症のためステロイドを
使っているが副作用が辛い
ヒアルロン酸は効果が
持続せず通院が大変
グルコサミンなどのサプリを
たくさん飲んでいる
再生治療によりお悩みをサポートします
従来の治療
再生医療
ヒアルロン酸 | ステロイド | 幹細胞治療 | PRP治療 |
---|---|---|---|
抗炎症効果 | |||
組織修復効果 | |||
治療期間 | |||
1~2週間に1回 |
よく効くが何度も注射を打つのは望ましくない |
2〜3回 |
1回 |
持続効果 | |||
1週間程度 |
継続して注射をすると感染リスク、骨粗鬆症などの副作用が心配 |
持続的 |
3ヶ月〜半年 |
対処療法・緩和療法のため、病状の進行を止められず効果も持続しないため、慢性的な痛みが常でした。
病状の進行を遅らせることができ、効果も持続的で、痛みを和らげる効果も期待できます。
満足のいく効果が得られないにも関わらず、他に選択肢がなくお困りの方、人工関節手術をすすめられているものの決心がつかず、他の治療法をお探しの方にご紹介したいのが、再生治療という新しい選択肢なのです。
自己脂肪由来の幹細胞を体内に戻しあらゆる機能を再生する
幹細胞を関節腔に注入することによって、軟骨の再生が行われ、変形性関節症などの症状を改善する治療法です。
患者様本人の脂肪から幹細胞を分離して培養することにより必要な細胞数になるまで増やし、症状が現れた関節腔に注射を行います。
脂肪は腹部の目立たない場所から約5mmほど採取し、専用の細胞培養加工施設にて3〜5週間程度かけて培養します。
自己脂肪由来間葉系幹細胞は、自分を複製する能力と軟骨を含む多様な細胞に分化できる能力を持つことから、傷ついた軟骨の保護や再生に働きます。
また、炎症を抑える効果のある物質を分泌する性質があり、炎症を抑えることにより症状の悪化を防ぐ効果が期待できます。
局所麻酔を行い、切開を行います。傷はほとんど目立たない場所です。米粒5〜6個ほどの脂肪を採取します。
切開部は縫う必要がない程の大きさです。(場合によって縫うことがあります。)
感染症の確認、培養に必要な血液量を採血します。一部を検査に出し全身状態を確認します。
3〜5週間培養をします。2~3週間ほどで投与日の目安をお伝えすることができます。万一培養が進まない場合は、再度脂肪採取をいたします。
投与日にご来院ください。
注射後の15分はそのままの体位で安静にしていただきます。
X線重症度分類Kellgren&Lawrence分類でGrade1~4までありますが、2か3のレベルで幹細胞治療を行うのが望ましいです。
Grade4になりますと骨変形が著しく、軟骨損傷も著しいとなると人工関節を行う方が望ましいかもしれません。
ただし、高齢の方や手術ができない方で痛みの軽減に喜ばれる方もみえますので、一度相談に受診されてください。
幹細胞治療後、骨壊死した箇所が、骨、軟骨の成長がみられる事例があります。痛みも改善してきています。
骨壊死した骨が圧潰する前に幹細胞治療を行うと、より望ましいと思われます。
症状が前期、初期、進行期、末期と4段階に分かれていますが、膝関節同様、初期、進行期の間に、幹細胞治療を行う事が望ましいです。末期の方は、人工関節を行う方が望ましいかもしれません。
しかし、末期でも、骨盤の臼蓋が大腿骨骨頭をしっかり覆われている例では、成績が随分と改善した例もあります。
多血小板血漿を用いた関節、軟部組織治療
採血した血液から、多血小板血漿だけを濃縮して関節部位や靭帯などの治療に利用します。
2000年頃から、メジャーリーガーやサッカー選手の治療に使われ、肘やひざの痛み、腱や筋肉の損傷などで、新しい治療法として注目されてきました。
お年寄りの方にも負担が少ないことから、変形性膝関節症の症状緩和に効果が期待できる治療法です。
ご自身の血液の血小板に含まれるさまざまな成長因子が持つ組織修復機能を発揮することで、強い抗炎症効果があり、症状の進行・悪化を抑える効果も期待できます。
約15mlの血液を採取します。
遠心分離機と専用チューブで遠心し、PRPを精製抽出します。加工されるPRPは3〜5mlです。
患部へPRPを注入していきます。
※膝関節疾患には片膝2アンプルが望ましい
当院では再生医療(幹細胞)に関する診療を、外来の患者さまの診療時間と分けて設けています。 完全予約制にて受け付けていますので、まずはお電話にて来院予約をお願いします。
患部の症状や受けられてきた治療などについてお伺いし、触診なども行います。
再生医療(幹細胞)の治療法が効果的かどうか見極めた後、治療法についての詳しい内容や注意事項についてご説明いたします。
PRP治療については、カウンセリング後、そのまま当日治療可能です。
幹細胞治療は、治療日を確定し予約をしていただきます。
各治療の詳しい流れは、治療法ごとの治療の流れをご覧ください。
当院では再生医療(幹細胞)に関する診療を、外来の患者さまの診療時間と分けて設けています。 完全予約制にて受け付けていますので、まずはお電話にて来院予約をお願いします。
Q 細胞は凍結していますか?
非凍結細胞です。品質面を考慮し、非凍結で幹細胞を輸送し培養しています。
Q 細胞数はどれだけですか?
培養施設では5000万個以上の培養細胞を目標にしています。これまで、当院では1億個前後の培養細胞を投与しています。
Q 保険はきかないのですか?
再生医療に保険は適応されません。
たとえ安全性と有効性が認められている治療法であっても、保険で治療が受けられるようになるには国から保険診療として認められなくてはいけません。審査は長い時間をかけて行われるため、最先端の医療技術をすぐに治療に取り入れる場合は、保険が利かない状態で提供しなくてはならないのです。
Q 高額ですが、効果はありますか?
全ての治療法に言えることですが、「必ず効果があります」とお伝えすることはできません。
お一人おひとりの症状によっても異なります。
少しでも安心して治療を受けていただけるよう、カウンセリングをしっかりと行ったうえで治療に当たっています。
Q 再生医療のメリットとデメリットは何ですか?
再生医療は副作用や感染リスクが極めて少ないという点でメリットがあります。
また、入院を必要としませんので、患者さんの日常生活やお仕事にも負担になりません。
デメリットは、一般的な治療に比べて高額になることです。
Q 治療に年齢制限はありますか
20歳以上を対象としています。100歳の方でも受けていただけます。
未成年の方は、保護者の方の同意を得られた場合、治療可能です。
Q 痛みはありますか?
注射後、2~3日間、鈍痛や熱感が生じる場合がありますが、安全性は高い分類の再生医療なので体へのご負担は少ないです。
Q 治療に関して痛みなど副作用はありますか?
関節治療の場合は治療後数時間、痛みや腫れが見られることがありますが、一時的なもので数日間後には改善します。症状を早めに抑えたい場合は、治療箇所を冷やすことをお勧めしています。
必要であればクリニックから痛み止めを処方するので内服してください。
Q 効果が出るまでにはどのくらいかかりますか?
痛みの原因により異なります。また個人差もみられます。
関節治療の場合は、炎症による痛みは約1週間後から、関節変形による症状は早くて1ヶ月後から効果がみられ、1年以上かけて緩やかに改善していきます。
Q 医療費控除の対象となりますか
対象となる可能性が高いです。
当院でも必要な領収書を発行しています。
還付金については個人年収により異なります。
再生医療は、自己組織を材料に治癒をする先進的な治療法です。
当院では、いち早く再生医療に注目し、治療法として取り入れました。
再生医療は治療リスクがなく、高齢者の方でも安心して施術を受けられ、しかも対処療法ではなく根本から改善していくすばらしい治療方法です。
これまで痛みとは付き合っていくしかない、とあきらめかけていた方に是非一度お試しいただきたいと考えています。
医療法人 ごとう整形外科 院長 後藤 克明
再生医療は、都心部のクリニックでの導入が進みつつありますが、地方ではまだまだ導入先が見つからないのが現状です。
現在、愛知県(名古屋市)の患者様が増えており、県外からの患者様の受け入れ体制も整っています。
治療はPRPですと日帰りで受けられますし、幹細胞治療についても治療回数は2回、入院の必要は全くありませんので、県外・遠方の患者様もどうぞ安心してご相談ください。
電車でお越しの場合、JR岐阜駅(名鉄岐阜駅)よりタクシーで13分(2,000円程度)でご来院いただけます。